英中銀、利上げのハードル消える-スコットランドが残留決定で

スコットランドの独立を問う18日の 住民投票で反対派が勝利を収めたことで、イングランド銀行(英中央銀 行)の当局者は本来の軌道に戻ることができる。

政策当局者は想定されたボラティリティ(変動性)を気にすること なく、ファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)に集中できる。スコ ットランドが独立を選択すれば不安定な状況を招き、景気回復を保護し つつも緊急時の政策を通常に戻すカーニー英中銀総裁の取り組みが頓挫 する恐れがあったが、投票の結果、こうした潜在的要因が消えた。

当局者は英国の銀行での取り付け騒ぎやポンド下落など、独立賛成 派が勝利した場合の影響について検討する必要がもはやなくなった。英 中銀の金融政策委員会(MPC)は今月4日、政策金利を過去最低に据 え置いた。

サンタンデール銀行のエコノミスト、スチュアート・グリーン氏 (ロンドン在勤)は「独立承認なら金融市場の混乱を招く大きなリスク が生じただろうし、住民投票の2週間前の会合で7年ぶりの利上げを実 施したくはなかっただろう。今後の英中銀の議論で最大の焦点となるの は賃金とインフレ動向になる」と語った。

原題:BOE Clears Rate-Increase Hurdle as Scots Say ‘No’ to Split (1)(抜粋)

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