G20:成長促進で各国・地域に高まる圧力-世界経済の展望悪化

20、21両日にオーストラリアのケア ンズで20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が開かれる。世 界経済の見通しに陰りが見られる中で、成長を促進する措置を求める各 国・地域への圧力が高まっている。

G20当局者の1人は共同声明草案の内容に言及し、今後5年間で成 長率を2%底上げするとした今年2月の目標を今回も確認し、そのため の方策をめぐって計画を共有することになると指摘。各国・地域は、世 界の成長見通しが今年の早い段階よりも明るさを失っているとみている という。

欧州がデフレに陥る兆しが表れているほか、日本は4月の消費税率 引き上げの影響で回復の勢いがそがれ、中国が掲げる今年の7.5%の成 長目標達成も困難になりつつあり、2月のシドニーでの会合以降、世界 的な景気回復が失速しているのは事実だ。

ケアンズでの会合に臨むルー米財務長官をはじめとする一部当局者 は、需要押し上げのための緊急措置を他の諸国・地域に強く求めてい る。

ルー財務長官は19日、「全般的に見て、世界経済の伸び悩みが続い ている。よりハイペースで均衡の取れた成長の実現、特に黒字国での需 要拡大と雇用促進に向けて、さらなる取り組みが必要だ」と訴えた。

原題:Biggest Economies Seek Agreement on Growth Steps as Outlook Dims(抜粋)

--取材協力:Iain McDonald、Jason Scott、Birgit Jennen、Ian Katz.

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