アップルの大画面アイフォーン発売、世界各地で行列

米アップルの新型スマートフォン 「iPhone(アイフォーン)6」と「アイフォーン6プラス」が19 日、アジア太平洋地域で発売された。アップルの店舗前には発売前から 長蛇の列ができ、大画面スマホに対する旺盛な需要が鮮明になった。

新機種の「6」と「6プラス」は19日、オーストラリアと香港とシ ンガポール、日本で販売が開始された。フランス、ドイツ、プエルトリ コ、カナダ、米国でも同日発売される。ニューヨークとサンフランシス コでは、新機種を真っ先に買いたい消費者が行列を作っている。

シドニー中心部にある同社店舗周辺には数百人が長蛇の列を作っ た。新機種を両親に買うため11時間余り前から並んだと言う学生のシ ン・リューさん(25)は、「私がここに来たときは500人程度の行列だ と思ったが、誰かが数えたら既に800人だった。本当に驚いた」と語っ た。

アップルにとって新型アイフォーンの発売は今年最大の重要イベン ト。アイフォーンは同社の年間売上高1710億ドルの半分以上を占めてお り、ティム・クック最高経営責任者(CEO)は新機種投入で同社の売 上高の伸びを維持できると期待している。新機種は4.7インチと5.5イン チの2サイズで、従来機種の4インチを上回る。

東京の渋谷にある店舗には開店1時間前に約600人が行列。表参道 に近い店舗には約1000人が並んだ。共同創業者の故スティーブ・ジョブ ズ氏のマスクを着けて赤いリンゴを持った女性も列の先頭付近にいた。

無料の報道発表

BTIGのアナリスト、ウォルター・ピエシク氏は18日に投資家向 けリポートで、「新型アイフォーン発売最初の週末の最も重要な側面は 長蛇の列と『記録破りの』販売台数だ。それがアップルにとって無料の 報道発表になる」と指摘した。

451リサーチのアナリスト、カール・ハウ氏は今週末のアップルの 新機種販売が1200万-1500万台に上る可能性があると予想。一方、サン フォード・C・バーンスティンのアナリスト、トニ・サコナギ氏は投資 家向けリポートで、供給不足などを理由に700万-800万台と予想し、昨 年の「5s」と「5c」の発売直後の週末の実績900万台を下回るとの 見方を示した。

ペドロ・レガディロさん(59)は約2週間前からニューヨーク5番 街のアップルストア前で発売を待っている。アイフォーン新機種発売前 にこれまで3回行列に並んだ経験があると話すレガディロさんは、画面 が5.5インチの「6プラス」を絶対に購入しようと考えているという。

行列の先頭に近い場所で待つレガディロさんは、「このサイズが好 きだ。自分の視力に問題があるから」と語った。

原題:Apple’s Big-Screen IPhones Go on Sale in Australia to Long Lines(抜粋)

--取材協力:Doni Bloomfield.

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