赤字急拡大のソニー債投資、格下げ後まで待つべきだ-BNP

BNPパリバは、2015年3月期の純 損失拡大を17日に発表したソニーの社債投資について、予想される格下 げ後まで待つべきだとの見解を示した。

BNPパリバの中空麻奈チーフクレジットアナリストは18日のイン タビューで、ソニーの格下げが見込まれているため、それまでは社債投 資を控え、リストラ計画を見極めた上で、格下げ後に買うべきだと語っ た。

ソニーは、08年度以降は、12年度を除くと純損失となっており、中 空氏は「度重なる赤字で投資家の信頼を損ねた」と指摘したが、保険や 銀行といった安定したキャッシュフローを生むビジネスを持っているた め、デフォルトの可能性は低いとの見方を示した。

ソニーは17日、モバイル事業での減損計上見込みを理由に、15年度 の純損失が従来予想の500億円から2300億円に拡大するとの見通しを公 表。スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)と日本格付研究所 (JCR)は18日、損失拡大を受け、ソニーに格下げの可能性があると 発表した。S&Pによるソニーの長期会社格付けは投資適格で最低の 「BBB-」。

業績見通し修正を受けた会見で、ソニーの平井一夫社長は辞任を否 定した。しかし、同社が現状を脱するには経営陣を変え、リストラをさ らに進め、イメージセンサー、電子機器受託製造(EMS)などの強み により特化すべきだと、中空氏は語った。

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