セガサミH:スマホ向けゲームの開発者を増員へ、中国にも商機

人気キャラクター「ソニック」や 「龍が如く」などのゲームで知られるセガサミーホールディングス (HD)は、スマートフォン向けゲームの開発者を増やしていく方針 だ。市場の拡大に合わせ、開発体制を充実させる。

同社取締役で、ゲーム子会社のセガの社長を務める岡村秀樹氏が18 日、ブルームバーグ・ニュースのインタビューで明らかにした。岡村氏 はセガグループの約2000人の開発担当者のうち、3分の1弱がスマホゲ ームの開発に従事していると説明。スマホゲームの担当を「増やしてい て、今後も増やす」と話した。

スマートフォン向けゲームの普及により、ゲームの配信先が多様化 し、セガサミーHDも任天堂やソニーのゲーム機に加え、米グーグルや アップルの基本ソフト向けにゲームを制作している。ゲーム機の高性能 化に伴い、開発費が高騰しているほか、無料ゲームの配信が増える中で 競争が激化している。

岡村氏は、スマホ向けゲームに「力を入れている」とした上で、ゲ ームの方式が多様化している中で、ユーザーの遊び方や嗜好に合わせて 「選択的に展開していく」と述べた。セガは18日に開幕した東京ゲーム ショウ2014に「ワールドエンドエクリプス」などスマホでも遊べるゲー ムを展示している。

岡村氏によると、セガサミーではアーケードゲームの開発者がスマ ホゲームを開発することもある。アーケードゲームを担当していたチー ムが開発した「チェインクロニクル」は昨年7月のリリースから約9カ 月間で75億円の売り上げを達成した。

またソニーやマイクロソフトがゲーム機ビジネスを中国に展開しよ うとしていることについては、市場が拡大するため「画期的な話だと思 っている」と評価した。両社のゲーム機が普及した場合は、中国向けに 開発したゲームを投入することを検討する。

同社の「株主通信」によると、ゲームを含むコンシューマ事業は前 期(2014年3月期)、海外での新作ゲームの不振などで、営業利益20億 円(売上高998億円)にとどまった。今期はデジタル分野での収益拡大 により、売上高1285億円、営業利益66億円を計画している。

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