ヘッジファンドとETP投資家、銀相場の見通し異なる

銀に裏付けされた上場取引型金融商 品(ETP)には118億6000万ドル(約1兆2900億円)が投資されてお り、下落を見込むヘッジファンドなど大口投機家とは異なる相場見通し を示している。銀相場は先週、1年2カ月ぶりの安値まで下げた。

ブルームバーグが集計したデータによると、ETPを通じた銀保有 は7月半ば以降1.5%増加し1万9898.8トンと、昨年10月に達した過去 最高水準に近づいている。一方、米政府のデータによれば、資産運用会 社による銀の先物とオプションの買い越しはその間に95%減少した。銀 生産会社の米コー・マイニングは価格下落のリスクに備え、生産量の約 3分の1をヘッジしている。

パーマネント・ポートフォリオ・ファミリー・オブ・ファンズ(サ ンフランシスコ)で約85億ドル相当の資産運用に携わるマイケル・クジ ノ氏は「ドル相場の上昇が銀など商品の価格を圧迫しており、ファンド と一部の投資家は売りに動いている」と指摘。一方で「銀は価値の保存 手段の1つであり、金融政策と経済活動の両面から見て重要な金属と見 なされているため、長期的な投資家は保有を継続している」と述べた。

銀現物相場は年初来で4.8%下げ、17日は1オンス当たり18.5428ド ル。年間ベースでは約20年で初めて2年連続の下落となる可能性が高ま っている。

原題:Silver ETP Buyers Defy Hedge Fund Exit During Slump: Commodities(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE