鉄鉱石下落、BHPなどの投資家への現金還元の障害にならず

鉄鉱石価格が5年ぶりの安値に下落 しても、世界の2大鉱山会社であるオーストラリア・英系BHPビリト ンと英豪系リオ・ティントによる投資家への現金還元の障害にはならな いとの見通しを、米JPモルガン・チェースのファンド運用者が示し た。

JPモルガンの資産規模16億ドル(約1740億円)の天然資源ファン ド(ロンドン)でポートフォリオマネジャーを務めるジェームズ・サッ トン氏は、インタビューで「鉄鉱石については、依然として非常に高い 営業利益率が達成可能であることを忘れてはいけない」と指摘。リオと BHPは利益率の低いプロジェクトについては投資を抑制しており、 「株主への還元余地は大きい」と述べた。

投資家が鉱山業界に対し利益配分の拡大を求める中、大手鉄鉱石生 産会社は新規供給を増やしているため価格が下落している。

サットン氏は「大局的に見て、その2つは両立しなくはないと思 う」と説明。「これらの企業は鉄鉱石の低めの価格環境に慣れる必要が ある。その結果、中核資産とその利ざや拡大に一段と重点を置くように なる可能性がある。それが最終的に配当と自社株の増加につながる」と の見方を示した。

原題:Iron Ore Slump Seen as No Bar to Rio, BHP Buybacks at JPMorgan(抜粋)

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