米FOMC:「政策正常化の原則と計画」に関する声明全文

米連邦準備制度理事会(FRB) が17日に公表した「政策正常化の原則と計画」をめぐる連邦公開市場委 員会(FOMC)の声明は次の通り。

FOMCは最近の会合で金融政策の運営姿勢と連邦準備制度の証券 保有の正常化に向けた方策を話し合った。協議は慎重な計画策定の一環 であり、正常化がすぐに開始されることを必ずしも意味しない。 FOMCは2011年6月に採用した正常化の諸原則の多くが適切だと引き 続き判断する。

ただ、11年以降のシステム・オープン・マーケット・アカウント (SOMA)のポートフォリオの変化や、正常化の政策実行のために利 用可能な手段の増強を考慮し、FOMCは最終的な正常化プロセスの一 部局面が先に明記したものとは異なる可能性があると結論付けた。 FOMCはまた、正常化の計画に関して追加的な情報を現時点で提供す ることが適切だとの点で一致した。

1人を除く全FOMC参加者が、金融政策の運営姿勢の正常化開始 が適切となった場合に実施する意向である手法について、以下の主な要 点に同意した。

法律で定められた最大限の雇用と物価安定の実現の責務を推進する ため、FOMCは政策正常化のタイミングとペースを決める。これはフ ェデラルファンド(FF)金利の誘導目標と他の短期金利をより正常な 水準に引き上げ、連邦準備制度の証券保有を減らす措置を意味する。

経済情勢と経済見通しから、金融政策の緩和を弱めることが妥当と なった場合、FOMCはFF金利の誘導目標を引き上げる。

正常化に当たっては、連邦準備制度は超過準備への付利を主に調整 することで、FOMCが設定した目標レンジにFF金利誘導する意向 だ。

正常化に際し、FF金利の制御に役立つよう、連邦準備制度は必要 に応じて翌日物リバースレポ・ファシリティーや他の補助的手段を活用 する。FOMCは同ファシリティーの利用を必要な限度内にとどめ、 FF金利の制御にもはや不要となれば、段階的に打ち切っていく。

主にSOMAで管理する証券の償還元本の再投資をやめることによ り、FOMCは漸進的かつ予測可能な方法で連邦準備制度の証券保有を 縮小する意向だ。

FOMCは、FF金利の誘導目標の引き上げ開始後に、再投資の終 了ないし段階的縮小に着手すると予想する。そのタイミングは、経済・ 金融情勢と経済見通しがどのように展開するか次第になろう。

正常化プロセスの一環として、政府支援機関保証付きの住宅ローン 担保証券(MBS)を売却することは、現時点では予想していない。た だし、長期的には残余の保有を縮小または取り除くため、限定的な売却 は適当となるかもしれない。売却に動く場合には、そのタイミングとペ ースについて事前に公表する。

連邦準備制度は長期的には、金融政策の効率的で効果的な実行に必 要な限度内に証券保有をとどめる。保有対象は財務省証券を中心とし、 経済の各セクターの与信配分に連邦準備制度の証券保有が及ぼす影響を 最小限に抑える方針だ。

FOMCは経済・金融動向を考慮し、政策正常化の手法の詳細を調 整する用意がある。

原題:Federal Reserve’s Policy Normalization Plans: Full Text (抜粋)

翻訳者への問い合わせ先: 東京 松田英明 +81-3-3201-2472 hmatsuda18@bloomberg.net 記事に関する記者への問い合わせ先: ワシントン Bloomberg News +852-2977-6635 emailtv@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先: Vince Golle +1-202-624-1931 vgolle@bloomberg.net

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