ECB新長期オペ、45%余りをスペインとイタリアの銀行利用

欧州中央銀行(ECB)の条件付き 長期リファイナンスオペ(TLTRO)で、初回供給額826億ユーロ (約11兆5600億円)のうち45%余りをイタリアとスペインの銀行が利用 した。

イタリア最大の銀行、ウニクレディトは78億ユーロを調達、2位の インテーザ・サンパオロは40億ユーロを応札した。スペインのサンタン デール銀行は36億ユーロを求めたと、事情に詳しい関係者が明らかにし た。ドイツとスペインの大手銀行もオペに参加したが、調達額は明らか にしていない。

ユーロ圏全体での利用額はエコノミスト予想を下回った。銀行の融 資残高に応じて低コスト資金を供給するTLTROは、実体経済への与 信拡大につながるとECBは期待しているが、金融分析会社OTASテ クノロジーズ(ロンドン)の調査責任者、サイモン・モーン氏は「この 数字では銀行の新規融資急増につながることはなさそうだ」とコメント した。

この日のオペでは255の金融機関が応札し、イタリアの15銀行の合 計借入額は211億ユーロで全体の28%。スペインは少なくとも148億ユー ロを借り入れた。

--取材協力:Fabio Benedetti-Valentini、Shane Strowmatt、Maud van Gaal、Stefania Spezzati、Boris Groendahl、John Glover、Stefan Riecher.

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