ポンドのないスコットランドなんて、住宅市場に災難

18日の住民投票でスコットランドが 独立を選んだ場合、活況の住宅市場にとってひどい災難になりかねな い。何千人もの住宅保有者の住宅ローンが外貨建て債務になるかもしれ ないからだ。

政治家らはスコットランドが独立した場合もポンドを自国通貨とで きるかどうかについて舌戦を繰り広げている。ポンドではないスコット ランド通貨が使われるようになれば、スコットランド人はポンド建ての 住宅ローンをその「外貨」で返済しなければならなくなり、負担が膨ら んだり最悪の場合はデフォルト(債務不履行)に陥るリスクが生じる。

キャメロン英首相は14日、独立は「痛みを伴う離婚」だとし、英国 は独立したスコットランドと通貨を共有しないと言明した。一方、スコ ットランドの独立支持派は英政府の脅しを歯牙にもかけず、スコットラ ンドは後に残る英国と双方の利益のため通貨同盟を結ぶと主張してい る。

LSLプロパティ・サービスのユア・ムーブ部門の地域マネジング ディレクター、ゴードン・ファウリス氏は「スコットランドが英国と別 れれば通貨、為替レート、住宅ローンのリスク、不動産課税という現実 問題がせきを切ったように問われることになる。多くの借り手は不動産 価値に対する借入金の比率急上昇に見舞われるだろう」と電子メールで 指摘した。

もっとも、スコットランドが独立後にポンドを使うのも理想的では ない。その場合スコットランドは「残った英国が英国のために設定する 金融政策の奴隷」になってしまうと、ドイツ銀行グループのエコノミス ト、デービッド・フォルカーツランダウ氏が12日のリポートで指摘し た。

原題:Scotland Without Pound Seen as Threat to Housing: Mortgages(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE