英中銀:7対2で金利維持、2カ月連続で意見割れる-議事録

イングランド銀行(英中央銀行)の 9月の金融政策委員会(MPC)では、政策金利をめぐり8月に続き委 員らの意見が割れた。大多数はユーロ圏経済の低迷とインフレ圧力の弱 さを理由に金利据え置きを主張した。

17日公表された議事録によると、今月3、4両日のMPCでウィー ル、マカファティー両委員は0.25ポイントの利上げを主張。カーニー総 裁ら7委員が過去最低の0.5%での据え置きを支持した。

議事録では、ユーロ圏の景気悪化の兆候が9月決定に先立つ時期に おける「最も重大な意味を持つ展開」だったとの認識が示された。

議事録は、ユーロ圏経済から英国への直接的影響は限定的とみられ るものの「低成長と極めて低いインフレの状態が長期化し、ユーロ圏の 公的・対外債務の持続可能性をめぐる不透明感を再び高めれば、影響が 大きくなる可能性がある」と分析。「その場合、信頼感が損なわれ金融 市場が混乱する恐れがある。従って、中期的な英経済の下振れリスクは 恐らく増大している」と結論付けている。

議事録は18日のスコットランド独立を問う住民投票にも触れ、結果 の読みにくさが為替相場のボラティリティを高めたと指摘した。

一方、少数派の委員らは賃金上昇圧力が高まる見通しが利上げを正 当化するとし、現時点で行動することにより、今後の利上げが段階的か つ最終的に限られた上昇にとどまるとのガイダンスを継続することが可 能になると論じた。

この日発表された5-7月の失業率は6年ぶり低水準だった。議事 録によれば、ウィール、マカファティー両委員は「スラック(たるみ) が吸収されるに伴い、賃金上昇は急激に加速する可能性がある」と指摘 した。

多数派は「尚早な金融引き締めは経済を衝撃に対して脆弱(ぜいじ ゃく)にする」とし、「見込まれる賃金と所得の伸びが現実になるのに 先立って利上げをすれば、高債務の家計の脆弱性を悪化させるリスクが ある」と説いた。

原題:BOE Majority Prevails on Holding Rate at 0.5% as Two Dissent (1)(抜粋)

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