アリババ株、抗し難い割安感との見方-強気相場の疲れなしか

中国のアリババ・グループ・ホール ディング株に投資するか検討している米国のファンドマネジャーには心 配の種がたくさんある。コーポレートガバナンス(企業統治)や強気相 場への疲れなど、懸念材料は枚挙にいとまがない。それでも彼らは結局 アリババ株を買うだろう。割安銘柄を逃したくないからだ。

ソーンバーグ・インベストメント・マネジメントはアリババ株を割 安とみており、新規株式公開(IPO)時に購入する計画。クラフ・キ ャピタル・パートナーズはアリババのロードショーに出席し、その潜在 成長力を確信した。クレイン・ファンド・アドバイザーズも個人投資家 の需要に楽観的。同社が昨年設定した上場投資信託(ETF)は、アリ ババ上場時に株式を購入することを予定していた。

クラフ・キャピタルのポートフォリオマネジャー、エリック・ブロ ック氏は「複数年にわたって成長が期待できる」とし、「IPO価格が 仮条件レンジを若干上回る水準に設定されても問題ないだろう」と述べ た。

アリババは18日に最終的なIPO価格を設定する計画。同社はそれ を前に仮条件を1株当たり66-68ドルとし、従来の60-66ドルから引き 上げた。新たな仮条件に基づく時価総額は最大1676億ドル(約17兆9800 億円)となる。ブルームバーグのデータによれば、15年3月まで1年間 のアナリスト4人の予想利益に基づく株価収益率(PER)は29倍。こ れらアナリストは、アリババの今期の純利益が前年比50%余り増加する とみている。

ソーンバーグの株式アナリスト、周迪氏は15日の電話取材で「バリ ュエーション(株価評価)が魅力的だ。アリババは電子商取引に関して 非常に素晴らしい説明をしている。PERは少なくとも同業他社と同程 度であるべきだ」と述べた。

中国の検索サイト最大手、百度(バイドゥ)の今年の利益見通しを 基にした予想PERは約34倍、現時点で中国最大の上場インターネット 企業であるテンセント・ホールディングス(騰訊)は約37倍、米アマゾ ン・ドット・コムは14年の利益見通しに基づくとほぼ135倍となってい る。

原題:Alibaba Too Cheap to Refuse as Buyers Ignore Bull Market Fatigue(抜粋)

--取材協力:Lu Wang、Callie Bost、Oliver Renick、Eric Lam、Leslie Picker、Fox Hu.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE