FOMC声明の注目点:「相当な期間」の扱い、見極め困難に

米連邦公開市場委員会(FOMC) は17日に2日間の会合を終え、午後2時(日本時間18日午前3時)に声 明と最新の経済予測を発表する。連邦準備制度理事会(FRB)のイエ レン議長は2時半から記者会見に臨む。注目点は次の通り。

◎ 「相当な期間」:連邦準備制度が債券購入を終了後も、主要政策金利 を「相当な期間」にわたってゼロ近辺に据え置くとした文言を声明に残 すかどうか、予想は困難になりつつある。ブルームバーグがエコノミス ト60人を対象に実施した調査では、変更なしとの回答は3分2だった。

スターン・アギーのチーフエコノミスト、リンジー・ピエグザ氏 は、「この文言を削除した場合の最大の懸念の一つは、市場がそれをタ カ派への傾斜と受け止めることだ」と述べ、投資家の間に動揺が広がる 恐れを指摘した。

UBSインベストメント・バンクのチーフエコノミスト、モーリ ー・ハリス氏は顧客向けリポートで、債券購入の終了は少なくともまだ 1カ月先のことであり、FOMCは今回、直ちにこの「相当な期間」の 文言を削除する必要はないだろうと予想した。

仮にこの文言を外すとしたら、市場の反応を和らげることを意図し た別の表現に置き換えるかもしれない。ドイチェ・バンク・セキュリテ ィーズの米国担当チーフエコノミスト、ジョゼフ・ラボーニャ氏は「金 融緩和の解除に当たり、当局者は『辛抱強く』取り組むことが想定され るといった表現が代わりに盛り込まれる可能性がある」と話す。

◎文言削除の場合:「相当な期間」が取り除かれた場合、イエレン議長 は会見で、市場を落ち着かせることに全力を注ぐことになるだろう。同 議長はまた、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標をめぐる FOMC参加者の予測に加え、利上げへの取り組み方をより詳細に説明 するかもしれない。ピアポント・セキュリティーズのチーフエコノミス ト、スティーブン・スタンリー氏はこう語った。

ブルームバーグのエコノミスト調査では、FOMCが政策の変更に 際して「データに柔軟かつ敏感」に対応する必要性をイエレン議長が会 見で強調するとの回答が75%に達した。また3分の1の回答者が、同議 長が労働市場に残っているスラック(たるみ)に注意喚起するとの予想 を示した。

原題:Fed Decision Day Guide: Considerable Debate on Forward Guidance(抜粋)

--取材協力:Alister Bull.

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