欧州債:ドイツ10年債が続伸-2年債入札で利回りが過去最低

17日の欧州債市場ではドイツ10年債 利回りが3日連続で低下。同国の2年債入札では平均落札利回りが過去 最低を付けた。この日に改定値が発表されたユーロ圏の8月インフレ率 は、欧州中央銀行(ECB)の目安とする水準を1年7カ月連続で下回 った。

ドイツ債に資金が逃避した背景には、この日に米連邦公開市場委員 会(FOMC)の金融政策発表を控えているほか、スコットランドが18 日に独立の是非を問う住民投票を実施、同日にECBが条件付き長期リ ファイナンスオペ(TLTRO)の初回資金の割り当てを発表すること がある。

コメルツ銀行の債券ストラテジスト、デービッド・シュナウツ氏は 「利回りで未踏の領域にいるという現実があっても、発行市場での需要 は全く抑えられなかった」とし、「FOMCやTLTRO、住民投票と いった大イベントが続く今週は、テールリスクに備えるヘッジとしてド イツ債は安全な投資先だ」と述べた。

ロンドン時間午後4時12分現在、ドイツ10年債利回りは前日比1ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.05%。同国債(表面 利率1%、2024年8月償還)の価格は99.535。2年債利回りも1bp低 下しマイナス0.071%。

入札でドイツ政府は2年債33億4000万ユーロ相当を発行。平均落札 利回りはマイナス0.07%となり、過去最低を記録した。8月20日の前回 入札では0%だった。

この日はユーロ圏のインフレ期待が低下し、スペイン債も値上が り。10年債利回りは6bp低下の2.29%。

原題:Germany Sells Debt at Record-Low Rate; Spanish Bonds Advance(抜粋)

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