ユーロ圏:8月インフレ率0.4%に上方改定-ECB安堵の吐息

ユーロ圏の8月のインフレ率は速報 値を上回る水準に改定された。デフレの脅威と闘う欧州中央銀行( ECB)に安堵の吐息をつかせる上方修正となった。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が17日発表した8月の ユーロ圏消費者物価指数(CPI)改定値は前年同月比0.4%上昇。8 月29日発表の速報値は0.3%上昇だった。インフレ率0.4%は7月と同水 準。0.3%なら約5年ぶり低水準だった。

中期的なインフレ率2%弱を政策の目安とするECBは今月、非伝 統的な金融緩和の追加措置として民間部門の証券を購入する計画を発 表。全面的な量的緩和(QE)の一歩手前まで追い詰められている。

ING-DiBaのチーフエコノミスト、カルステン・ブルゼスキ 氏は「インフレを左右しているのは依然としてエネルギーと食品の低価 格であって、まだ本格的なデフレリスクとはなっていない」ものの、 「ECBは今、総合インフレ率を無視できない」と話した。

発表によれば、変動の大きいエネルギーや食品などを除くコアイン フレ率は0.9%と、前月の0.8%から上昇。エネルギー価格が前年同月比 2%下落と、7月の1%に続いて値下がりし、低インフレの主因となっ ている。

原題:Euro-Area Inflation Beats Initial Estimate to Ease ECB Pressure(抜粋)

--取材協力:Kristian Siedenburg、Catherine Bosley.

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