米統参本部議長:必要なら軍事顧問団のイラク軍への同行支持

米軍の制服組トップ、デンプシー統 合参謀本部議長は16日、過激派「イスラム国」との戦いで必要ならば米 軍事顧問団を派遣しイラク政府軍に同行することを支持すると表明し た。オバマ米政権は現在、対イスラム国戦略を策定している。

デンプシー氏は上院軍事委員会での証言で、対イスラム国軍事作戦 の一環として必要なら米顧問団は計画立案や後方支援、調整の面でイラ ク軍を支援するだろうと発言。ただイラク軍は現段階では「順調に任務 を遂行」しており、戦場での顧問団の支援は必要ないと説明した。

同氏は「イスラム国の具体的な目標への攻撃で米顧問団がイラク軍 に同行すべきだと思われる状況に至れば」、オバマ大統領に提言すると 述べた。また米国は、イスラム国との戦いの助けとなり得るシリアの反 政府勢力の部隊結成に向け有志連合と取り組むとした。

オバマ大統領は10日の国民向け演説で地上軍の派遣を否定したが、 今回のデンプシー氏の発言により、最終的に米国が地上戦に関与するの ではないかとの疑問が浮上してきた。

実際デンプシー氏は証言のなかで、イラク軍が同国第2の都市モス ル奪還を支援する際には顧問団の役割拡大を提言する可能性があると発 言。オバマ大統領からも顧問団の活用の問題について「ケース・バイ・ ケース」で相談するよう指示されたと説明した。

「仮定の話」

デンプシー議長の証言を受け、ホワイトハウスのアーネスト報道官 は「あくまでも仮定の話であって、地上部隊の活用に関連して将来デン プシー氏が大統領に戦術的アドバイスを行うような状況が訪れるかもし れないということだ」と説明。シリアに地上軍を配備することが米国の 国家安全保障にとって「最善の利益ではないと大統領は考えている」と 述べた。アトランタに向かう大統領専用機「エアフォースワン」の機内 で記者団に語った。

ヘーゲル米国防長官も同委で証言し、シリア領内のイスラム国への 空爆計画をオバマ大統領に17日に説明することを明らかにした。同長官 はイスラム国の「指揮統制や後方支援能力、インフラ」などの拠点への 「的を絞った行動がこの計画に含まれる」とし、この案を「デンプシー 氏と私は共に検討し、承認した」と述べた。

原題:Top General Open to U.S. Advisers in Fight Against Islamic State(抜粋)

--取材協力:Angela Greiling Keane.

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