ミタル:新鋼材でトラック用フレーム軽量化-アルミに対抗

欧州の鉄鋼メーカー、アルセロー ル・ミタルは新しい自動車用フレームによってピックアップトラックの 車台重量を4分の1近く軽量化できると発表した。エネルギー効率の良 い自動車向けアルミニウム製品に対抗する最新の動きだ。

アルセロール・ミタルは16日、米アラバマ州のカルバート工場で記 者団に対し、自動車メーカー向けの新たな鋼材を使えば、ピックアップ トラックのキャブ、ボックス、フレーム、クロージャーの重量を最 大174キログラム(23%)減らすことが可能だと説明した。こうした軽 量化により、ピックアップトラックが欧州連合(EU)の排出ガス基準 や米国で導入される同様の規則に確実に適合することになるという。

米フォード・モーターが主力のピックアップトラック「F-150」 でアルミニウム製車体を採用して以来、鉄鋼メーカーは自動車メーカー 向けに強度を高め軽量化した鋼材を供給する取り組みを強化している。 アルコアとノベリス、インドのヒンダルコ・インダストリーズの米部門 などのアルミメーカーは、自動車やトラックの車体向け製品の供給能力 を拡大している。

粗鋼の世界的な供給過剰に直面する米国の鉄鋼メーカーはより価値 の高い特殊製品に注力して収益性向上を図ろうと取り組んでおり、カル バート工場はその一例。アルセロール・ミタルと新日鉄住金は2月に共 同で同工場をドイツのティッセンクルップから15億5000万ドル(約1660 億円)で買収した。両社は16日、同工場のスラブヤードの拡張と先進高 強度鋼板の生産能力拡大に4670万ドルを投じることを明らかにした。

原題:ArcelorMittal Unveils Lightweight Steel Pickup Frame (Correct)(抜粋)

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