モルガンS:鉄鉱石価格、90ドルに向け回復予想-鉄鋼需要で

鉄鉱石価格が年末にかけて上昇する との見通しを、米モルガン・スタンレーが示した。一部の高コストの鉱 山が閉鎖される一方、鉄鋼需要が上向いていることを理由として挙げ た。ただ、回復する前に、さらに若干下落する可能性もあるとしてい る。

アナリストのジョエル・クレーン氏は15日のリポートで、鉄鉱石価 格が近く1トン当たり70ドル台に下落し、その後、年末までに90ドルに 向かって上昇すると予想。鉄鉱石価格は今月、5年ぶりの安値まで下げ た。前回80ドルを割り込んだのは2009年9月。

英・オーストラリア系リオ・ティント・グループなど大手生産会社 は増産が価格下落の影響を十二分に補うと見込んで低コストの生産を増 やし、一方で競争力の低い鉱山は閉鎖を余儀なくされる中、鉄鉱石価格 は今年、弱気相場入りした。

世界最大の鉄鉱石供給会社、ブラジルのヴァーレも先週、鉄鉱石価 格が回復する可能性があるとの見方を示している。

メタル・ブレティンのデータによれば、中国青島港の鉄鉱石(鉄 分62%)の価格は今年に入って36%下落し1ドライトン当たり85.58ド ル。

原題:Iron Ore Rebound Forecast by Morgan Stanley as Vale Targets $100(抜粋)

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