昨年リターン56%のロングショート「ビオンド」今年も圧勝か

ビオンド・グループは、米ペンシル ベニア州ポコノ山脈の裾野とデラウェア渓谷の近くで営業する小さな投 資会社だが、今年の夏はいつもよりはるかに多くの電話がオフィスで鳴 り響いた。

自分が投資するファンドの一つが、昨年プラス56%、今年も年初来 でプラス17%とS&P500種株価指数のパフォーマンスの2倍近いリタ ーンを記録し始めたとすれば、投資家からの電話が増えるのも当然だ。

同社が運営する「ビオンド・フォーカス・ファンド」(運用資 産3500万ドル=約37億5000万円)は今年、ブルームバーグがフォローす るロングショート戦略採用の米株式投信104本のうち、最高の運用成績 を残している。ロングショート戦略とは、値上がりが期待できる割安な (過小評価された)銘柄を購入する一方、割高な(過大評価された)銘 柄を空売りする投資手法を指す。

息子と共にビオンドの運営に携わるポートフォリオマネジャー、ジ ョゼフ・ビオンド氏によれば、同社は投信の勧誘を販売会社に依存せ ず、パフォーマンスそれ自体をマーケティングの手段とするやり方を選 択した。

ビオンド氏は「われわれの仕事は運用実績を上げることだ。運用実 績が上がれば、ビジネスが拡大する。それが確実に起こりつつあり、素 晴らしい気分だ」と語った。

フォーカス・ファンドは一度に設定するポジションの数を約15か ら20に制限している。保有高が最も大きいパシラ・ファーマシューティ カルズは、手術後の痛みを和らげる鎮痛剤のメーカーだが、2011年の新 規株式公開(IPO)以降で株価が約1400%急騰した。パシラに投じた 資金が3倍余りに増えたことが、フォーカス・ファンドの成功に大きく 貢献している。

原題:Long-Short Fund That Crushed Market Last Year Is Doing It Again(抜粋)

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