新興市場弱気派スミス氏、ドイツ銀去り自身の調査会社設立へ

ウォール街きっての新興市場弱気 派、ドイツ銀行のジョンポール・スミス氏が同行を退社し自身の調査会 社を設立する。

2010年にピクテ・アセット・マネジメントからドイツ銀に加わった スミス氏(53)は、ピクテでの元同僚、エマッド・モスターク氏ととも にエクレクティック・ストラテジーを設立する。同氏がブルームバー グ・ニュースに対し電子メールで明らかにした。スミス氏はモルガン・ スタンレー在籍中に1998年のロシア株の暴落を正しく予想した。

新興市場株のパフォーマンスが米国株を下回るという同氏の予想は これまでのところ当たっている。MSCI新興市場指数は10年末以 来8.5%下落。これに対して米S&P500種株価指数は58%上昇だ。新興 市場株の指数は今月3年ぶり高値を付けたが同氏は見方を変えていな い。

同氏はドイツ銀での最後となる3日付のリポートで「大半の新興市 場はファンダメンタルズ(基礎的諸条件)に照らして高過ぎる水準にあ る。最近の上昇はまたも偽りの夜明けにすぎない。今後、中国経済の基 礎的状況への懸念が高まり新興市場株から流動性が引き揚げられるだろ う」と書いている。

原題:Deutsche Bank Emerging-Market Bear Smith Leaves for Own Firm (1)(抜粋)

--取材協力:Weiyi Lim、Lyubov Pronina.

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