【ECB要人発言録】必要に応じて追加策を講じる用意-総裁

9月8日から15日までの欧州中央銀 行(ECB)要人らの主な発言は次の通り(記事全文は発言者の氏名を クリックしてください)。

<9月14日> バイトマン・ドイツ連邦銀行総裁(伊紙コリエレ・デラ・セラとのイン タビューで):過度に拡張的な金融政策は安定性を脅かす。

<9月13日> バイトマン・ドイツ連邦銀行総裁(ミラノで記者会見):ユーロシステ ムを通じたABS購入は、特定の発行体ないし国に集中した重大リスク の移転に関連するなら問題だ。これらの証券に絡むリスクを最終的に背 負うのは納税者だろう。

<9月12日> ドラギ総裁(ミラノで発言):ECBの資産担保証券(ABS)購入プ ログラムはメザニン債購入を想定していないが、政府が保証しメザニン 債を購入できれば与信拡大を促すのに一層効果的となるだろう。

クーンECB理事(ブリュッセルでブルームバーグのインタビュー で):ECBの決定が及ぼす主な影響の一つとして考えたのは為替レー トだった。そしてそれは実際、大きな助けとなった。なぜなら為替レー トはインフレを押し上げる道の一つだからだ

<9月11日> クーレ理事:資産担保証券(ABS)購入プログラムの実施と金融政策 目標達成のために公的保証は必要なく、メザニン部分の購入はオプショ ンにすぎない。

ドラギ総裁(ミラノで講演):インフレ率を望ましい水準に近づけ、景 気を刺激し、失業率を低下させるには、はっきりした投資の増加が不可 欠だ。政策委員会は物価安定維持の責務に従い、必要に応じてさらなる 行動を取る用意がある。

リイカネン・フィンランド中銀総裁(タロウスエラマ誌とのインタビュ ーで):政策金利が下限に達したことで他の選択肢が排除されるわけで はない。

コンスタンシオ副総裁(独紙ベルゼン・ツァイトゥングとのインタビュ ーで):今回の会合で量的緩和(QE)実施の提案はなかった。QEを めぐり協議されたが、結論を下すためのものではなかった。金融政策上 の判断で正当化されるなら、流通市場での国債購入が容認されると確 信。国債購入が排除できないものであることは明らかだ。

ビスコ・イタリア中銀総裁(ミラノで講演):最優先事項は、低インフ レの長期化が中期的なインフレ期待の不安定化につながるリスクを回避 することだ。インフレ率の低下はこれまでのユーロ高によって一層進ん だエネルギー価格の下落ばかりではなく、長引く景気の弱さも反映して いる。

ノワイエ・フランス中銀総裁:ECBの緩和は前代未聞。緩和はユーロ 安をもたらした。

<9月10日> クーレ理事(スペイン紙とのインタビューで):資産担保証券 (ABS)購入計画は流動性の量的拡大(量的緩和ないしQE)ではな く、対象が絞られており、与信の流れを促進することが狙いだ。

クーレ理事(フランクフルトで講演):預金金利をマイナスの領域に下 げるなど、政策金利の引き下げはユーロ圏経済に適切な金融緩和をもた らしてきたほか、ECBのフォワードガイダンスに安定感を与え、市場 の混乱回避にある程度寄与してきた。これによってマネーマーケットの 機能に悪影響を及ぼすことはなかった。

メルシュ理事(フランクフルトで講演):(資産担保証券(ABS)の 購入決定は)広範な量的緩和プログラムでも、その提案に匹敵するもの でもない。

<9月9日> クーレ理事(ロベール・シューマン財団とのインタビュー内容をECB がウェブサイトに掲載):フランスや欧州の投資銀行のような機関は証 券化された資産に保証を与えられるかもしれない。それによってECB は発表されたプログラムの枠組み内でそれらを購入することが可能にな る。

リイカネン・フィンランド中銀総裁(ヘルシンキで記者団に対し): (資産購入計画の規模について)われわれは決定を下していない。プロ グラムについて決断しただけで、詳細を注意深く準備しなければならな い。

<9月8日> コンスタンシオ副総裁(CNNのインタビューで):一段の刺激策を否 定しない。

ラウテンシュレーガー理事(ハンブルクでのイベントで):(先週発表 された刺激策について)より少なめにすることに複数の政策委メンバー が賛成し、より多めにすることにも複数のメンバーが賛成した。

ノボトニー・オーストリア中銀総裁:(量的緩和は論理的な次のステッ プかとの質問に対し)個人的な見解では、われわれは決定したことの実 施に集中すべきだ。

ノボトニー・オーストリア中銀総裁: (チューリヒでコメント) ECBの金利は下限に行き着いた。

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