スコットランド独立の確率45%、エコノミストは資本逃避警戒

18日の住民投票でスコットランドが 独立を選択する確率をエコノミストらは45%と見積もるとともに、独立 が決まった場合は資本逃避が起こるリスクがあるとみている。ブルーム バーグがまとめたエコノミスト調査が示した。

31の回答の中央値で、独立反対の「ベター・トゥギャザー」側が勝 利する確率は55%と予想された。独立賛成派が勝利した場合の最大のリ スクとしてはスコットランドからの資金逃避、通貨問題、英債務の分担 方法が挙げられた。

最近の世論調査は住民投票の結果が予断を許さないことを示唆して いる。IHSグローバル・インサイトの英国・欧州担当チーフエコノミ スト、ハワード・アーチャー氏は「スコットランド経済が長期的にはど んなに強くなるとしても、18日に独立を選択すれば短期的に深刻な打撃 を受ける可能性が高い。資金が流出することは確実だ」と指摘した。

投票は現地時間午後10時に締め切られ、その後開票が始まる。結果 は19日早朝に判明する見込み。

週末に結果が公表された4つの世論調査のうち3つで独立反対派が 優勢だった。一方、ICMリサーチがサンデー・テレラフ紙の委託で実 施した調査では態度を決めていない人を除いたベースで独立賛成 が54%、反対が46%と、賛成派のリードがこれまでで最大の8ポイント となった。

ブルームバーグの調査は5-11日にかけて実施。独立賛成の場合の 最大のリスクとして75%のエコノミストが資本逃避を挙げ、63%はスコ ットランドと英国が、北海油田・ガス田などの資産と負債をどう分け合 うかの問題を指摘した。

78%のエコノミストはスコットランドが使う通貨を最大の不透明要 因に挙げた。独立賛成派、スコットランド民族党(SNP)のサモンド 党首(スコットランド行政府首相)は英ポンドを使い続けることが可能 だとの考えを示しているものの、英国の3大政党の党首はいずれもこの 通貨同盟のアイデアを拒否している。

エコノミストらはポンドにペッグされたスコットランド通貨の可能 性が最も高いとみている。

原題:Scots Breakaway at 45% Odds as Economists Warn of Capital Flight(抜粋)

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