中国:8月工業生産は前年同月比6.9%増-08年以来の低い伸び

中国の8月の工業生産の拡大ペース は金融危機以来で最も鈍くなり、1-8月の都市部固定資産投資の伸び も予想を下回った。中国経済の勢いが失われつつあることを裏付ける新 たな兆候といえそうだ。

中国国家統計局が13日発表した8月の工業生産は前年同月比6.9% 増加した。工業生産の増加ペースは7月の9%、ブルームバーグ・ニュ ースが調査したエコノミストの8月の予想中央値(8.8%)にいずれも 届かなかった。8月の小売売上高は前年同月比11.9%増、1-8月の都 市部固定資産投資は前年同期比16.5%増となった。

8月の工業生産の増加率は、ブルームバーグが調査したエコノミス ト51人の予想(8.5-10%増のレンジ)をいずれも下回り、春節(旧正 月)の期間を除けば、月間としては2008年12月以来で最も低い伸びにと どまった。8月の小売売上高の予想中央値は12.1%増、1-8月の都市 部固定資産投資の予想は16.9%増だった。

バークレイズの中国担当チーフエコノミスト、常健氏(香港在勤) は12日のリポートで、「李克強首相の最近のコメントは、成長減速にも かかわらず、政府が近いうちに大掛かりな緩和策を発表することは恐ら くないという最も強力なシグナルを発している。これは今後数四半期で 経済活動が鈍化する可能性がさらに高まることを示唆する」と指摘し た。

原題:China Industrial-Output Growth Slows to Weakest Pace Since 2008(抜粋)

--取材協力:Ailing Tan、Xin Zhou.

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