欧州株:週ベースで5週ぶり下落-米利上げ近いとの観測で

12日の欧州株式市場で指標のストッ クス欧州600指数は前日から変わらず。方向感に欠ける取引に終始した が、週ベースでは5週間ぶりの下落。この日発表された米小売売上高が 高い伸びを示したほか消費者マインド指数も市場予想を上回り、米経済 への楽観が強まったが、一方で利上げが近いとの懸念も浮上した。

ストックス600指数は前日と同じ344.27で終了。日中は0.3%上昇か ら0.2%下落までの狭いレンジ内での取引となった。前週末比では1% 安と、週ベースで8月8日終了週以来の値下がり。

MPPM(独エップシュタイン)で資産運用に携わるギレルモ・ヘ ルナンデス・サンペレ氏は電話インタビューで、「米連邦公開市場委員 会(FOMC)がいつ利上げするのか、それがはっきりするのを市場は 待っている」と指摘。「市場は利上げ時期を織り込みたいので、 FOMCがあるたびに正確なスケジュールが得られることを望み、少し 様子見になる」と付け加えた。FOMCは16、17両日開催。

米商務省の発表によると、8月の小売売上高(速報値)は、季節調 整済みで前月比0.6%増加し、ブルームバーグ・ニュースがまとめたエ コノミスト予想中央値と一致した。9月の米トムソン・ロイター/ミシ ガン大学消費者マインド指数(速報値)は84.6と、前月の82.5から上 昇。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は83.3だっ た。

個別銘柄では、英ソフトウエア企業のアヴィバ・グループが25%安 と、約16年ぶりの大幅下落。為替変動による上期業績への悪影響を指摘 したことが響いた。ドイツのエネルギー会社RWEは1.8%値下がり。 同銘柄の投資判断をJPモルガン・チェースが引き下げた。

この日の西欧市場では18カ国中10カ国で主要株価指数が下落。独 DAX指数は0.4%下げた。英FTSE100指数は0.1%の値上がり。

原題:European Stocks Post First Weekly Decline in More Than a Month(抜粋)

--取材協力:Namitha Jagadeesh.

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