欧州債:オランダ債下落-ECB総裁が緩和拡大期待に水差す

12日の欧州債市場ではオランダ10年 債が5日続落。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁がユーロ圏での構 造改革の必要性を強調したため、ソブリン債需要が減退した。

オランダ10年債利回りは1カ月ぶり高水準を付けた。ドラギ総裁 の11日の発言を前に、ECBのコンスタンシオ副総裁は今月4日の定例 政策委員会で量的緩和実施の提案はなかったと述べた。ドイツやフィン ランドの国債も値下がり。米国で発表される経済指標が改善し、来週の 連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げに向けた動きが示唆されると の観測が強まっている。ギリシャは政府短期証券の交換対象となる新発 債計16億2000万ユーロ相当の発行を発表した。

コメルツ銀行のシニア金利ストラテジスト、ミヒャエル・ライスタ ー氏(ロンドン在勤)はドラギ総裁発言について、「前回の会合でも非 常に明確にしていたメッセージだ」と指摘。「FOMCに確実に注目が 集まりつつある。来週のFOMCが驚くほどタカ派的になるとの懸念 が、中核国の国債利回りを押し上げている。これこそ現在の調整局面を 先導している要因だ」と説明した。

ロンドン時間午後4時17分現在、オランダ10年債利回りは前日比5 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.25%と、8月13日 以来の高水準。同国債(表面利率2%、2024年7月償還)の価格 は0.445下げて106.935。利回りは週初から17bp上げ、13年8月16日終 了週以来の大幅上昇。

ドイツ10年債利回りは5bp上昇の1.09%。同年限のフィンランド 国債利回りも5bp上げて1.21%。

原題:Dutch Bonds Drop With Germany’s as Draghi Damps Stimulus Bets(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE