米国務長官、スンニ派諸国に協力要請-対イスラム国戦略で

ケリー米国務長官は11日、サウジア ラビアなどイスラム教スンニ派諸国に対し、過激派「イスラム国」との 戦いに加わるよう求めた。米国はイスラム国への軍事作戦強化を準備し ている。

ケリー長官はサウジのジッダで同国の指導者や他の中東諸国の閣僚 と協議。イスラム国の資金調達阻止などで共同行動していくことで合意 した。

オバマ米大統領は10日夜の国民向け演説で、米国はイスラム国に対 する「容赦ない」軍事作戦で「幅広い有志連合」を率いると言明。同作 戦にはイラクとシリア両国内のイスラム国への空爆も含まれる可能性が あると述べた。

スンニ派諸国の指導者はシリア内戦で当初アサド政権打倒を主要目 標としていたが、イスラム国のシリア国内での台頭とこの数カ月のイラ クへの急速な勢力拡大を受けて、イスラム国を自国の権益への脅威と見 なすようになった。

ジッダでの協議後に発表された共同声明によると、各国はイスラム 国への資金や戦闘員の流れを断ち切ることに取り組むほか、支援・復興 努力を支え、「共同軍事作戦の多くの面に状況に応じて参加する」こと で合意した。

ケリー長官はイスラム国との戦場への「地上部隊派遣に言及してい る国はいない」と発言。イラク軍とシリアの反体制勢力には「高い能 力」があるため、その必要はないと付け加えた。同長官は今後、トルコ とエジプトを訪問する予定。

原題:Kerry Puts Focus on Sunni Arabs to Help Fight Islamic State (2)(抜粋)

--取材協力:Glen Carey.

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