三菱東京UFJ銀向け業務でPwCに26億円の罰金-NY当局

会計事務所プライスウォーターハウ スクーパース(PwC)は、制裁措置とマネーロンダリング(資金洗 浄)に関する三菱東京UFJ銀行の当局への報告書で不都合な部分を削 除するなどしたとして2500万ドル(約26億円)の罰金を科せられた。米 ニューヨーク州金融サービス局が18日発表した。

金融サービス局のベンジャミン・ロースキー局長との和解文書によ れば、三菱東京UFJ銀はPwCレギュラトリー・アドバイザリー・サ ービシズに対し、イランやスーダンなど米国の制裁対象国との2007年3 月までの金融取引に関するコンプライアンス(法令順守)報告書の修正 を促した。

ロースキー局長は和解に関する発表で、「銀行幹部がコンサルタン トに当局への『客観的』とされる報告書のごまかしを迫り、コンサルタ ントがそれに応じれば、良識的な監督制度のまさに中核部分に打撃を与 えかねない」と指摘した。

PwCのレギュラトリー・アドバイザリー・サービシズ部門はま た、金融サービス局の規制対象企業への新規の一部コンサルティング業 務を2年間禁止され、同業務における利益相反問題を是正する改革の実 行を求められた。

PwCのUSアドバイザリー部門責任者、マイルズ・エバソン氏は 発表文で、「この件は6年余り前に完了した単一の契約に関連するもの で、PwCは顧客が当局に自己申告した関連取引を調査し特定した」と 説明。「PwCの詳細な報告でも、PwCが調査プロセスを経て知った 関連事実を開示した」と付け加えた。

三菱東京UFJ銀は13年に米制裁法違反をめぐる問題でニューヨー ク州金融サービス局と和解し、2億5000万ドルの支払いに同意した。

和解文書によると、PwCは07年6月、同行の06年4月1日以降の ドル決済をめぐり、米財務省外国資産管理局(OFAC)の規制で阻止 もしくは通報の対象となる事案があったかどうか調査を依頼された。P wCは同行の要請により、「重大な規制上の懸念に関する問題を省略す るかもしくは軽微に見せる方法で」報告書を修正した。調査を監督した パートナー2人はPwCを退職している。

原題:PwC Fined $25 Million for Altering Bank Sanctions Data (Correct)(抜粋)

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