信頼回復狙った電話会議が逆効果-株価急落の21ビアネット

株価下落に対処し、事業を過大に報 告しているとの空売り投資家の主張に反論するため、米国に上場する21 ビアネット・グループは電話会議を開催した。だが信頼を取り戻すどこ ろか、かえって事態は悪化した。

11日のナスダック市場で、北京に本社を置くデータセンター運営 の21ビアネットの米国預託証券(ADR)は取引開始後の4分間で21% 急落。結局23%安で引けた。今週の下落率は45%に達し、時価総額約8 億3000万ドル(約890億円)が吹き飛んだ。

21ビアネットは同日、アナリストらとの電話会議を開催。同社は空 売りを仕掛けるトリニティ・リサーチ・グループの主張は「事実無根」 だと指摘したが、この会議を聞いていたローゼンブラット・セキュリテ ィーズのサンフランシスコ在勤アナリスト、チュン・チャン氏は売掛債 権の急増など財務に関する重要な質問に対する答えは投資家を安心させ るにはあまりにもあいまいだったと述べた。

中国株調査の責任者を務めるチャン氏は、21ビアネットの「経営陣 は電話会議の準備を十分していなかったようだ。質問に答えた経営幹部 は事業の詳細に詳しくないように思えた」と語った。投資家が投げ掛け た幾つかの質問にはっきりと答えなかった上に、「時々、電話会議の中 での同じ質問に矛盾する説明していた」という。

21ビアネットの資本市場担当バイスプレジデント、エリック・チュ ー氏に対し、経営陣が適切な説明をしなかったとのチャン氏の見方につ いてコメントを求めたが、応答はない。今年設立されたトリニティ・リ サーチは今月10日のリポートで、21ビアネットが事業を水増しして報告 しているとし、投資家に同社株の空売りを促した。

原題:21Vianet Call Backfires as 23% Stock Drop Rewards Short Sellers(抜粋)

--取材協力:Ye Xie.

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