米議会指導部、対イスラム国戦略への支持取り付けに動く

オバマ米大統領がシリアの一部反政 府グループに軍事訓練と装備供与を行うために議会承認を求めている資 金拠出について、上下両院の指導部は11日、支持取り付けに努めた。一 部共和党議員はイスラム過激派「イスラム国」打倒のために一段と強硬 な措置を主張した。

政府当局者は議員との非公開会合で政府の計画を説明。ベイナー下 院議長(共和)はこの日、「われわれは大統領の求めに応じるべきだ」 と述べながらも、米国がイスラム国掃討を目指すなら「大統領が昨晩説 明した戦略で十分かどうか、かなり疑わしい」と付け加えた。

オバマ大統領は10日夜の国民向け演説で、イスラム国との戦闘で他 のシリア反政府グループを支援するための資金拠出について議会承認を 求めた。イスラム教スンニ派の過激派組織であるイスラム国はシリアか らイラク国内へと勢力を大きく拡大。米国人ジャーナリスト2人の殺害 などテロも行った。オバマ大統領は地上軍派遣は必要ないと述べた。

民主党のリード上院院内総務は11日、大統領にこうした権限を与え るため「即時の行動」が必要だと言明。「この案が来週末までに議会を 通過するとみている」と記者団に語った。

議員らは10月1日の新会計年度開始時に政府機関の運営を持続させ るのに必要な歳出法案に、この条項を盛り込むべきかどうかを決める必 要がある。

ベイナー議長はシリア法案と歳出法案を組み合わせるべきかどうか を共和党指導部はまだ決めていないと発言。ただ歳出法案は来週通過さ せる必要があると述べた。

共和党のマッカーシー下院院内総務は16日にも歳出法案の採決が行 われる可能性があると述べた。

下院国土安全保障委員会のマッコール委員長は共和党下院議員の多 くがオバマ氏の要請よりもさらに踏み込み、イスラム国を「単に減退さ せるのではなく」、「破壊して打ち負かす」権限を大統領に与えること を望んでいると述べた。

原題:Congress Leaders Rally Support for Action on Islamic State (1)(抜粋)

--取材協力:Roger Runningen、Mike Dorning、Angela Greiling Keane、Roxana Tiron、Erik Wasson、Derek Wallbank、Peter Cook.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE