欧州債:スペイン債4日続落-ECB量的緩和楽観が色あせる

欧州債市場ではスペイン国債が4日 続落。周辺国の国債を購入するところまで欧州中央銀行(ECB)が緩 和策を拡大させることはないと、メルシュ理事が示唆した。

メルシュ理事は10日、ECBが先週発表した資産担保証券 (ABS)購入計画は「広範に及ぶ量的緩和プログラムと見なされるも のでもないし、そのようなオペラの序曲でもない」と述べた。イタリア はこの日、2017年から30年にかけて満期を迎える国債約70億ユーロの入 札を実施。ギリシャは短期の政府証券保有者に新発3-5年債への交換 を呼び掛けている。

インベステック・アセット・マネジメントの債券部門責任者、ジョ ン・ストップフォード氏(ロンドン在勤)は「量的緩和の公算をめぐる 当初の楽観は色あせた」と指摘。「ECBの複数の政策委員会メンバー から、先週の発表による強い期待に水を差す発言が出ており、短期的に 講じられそうな措置はあまりないのかもしれない」と語った。

ロンドン時間午後4時13分現在、スペイン10年債利回りは前日比5 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.32%。週初から は27bp上げている。同国債(表面利率2.75%、2024年10月償還)価格 はこの日、0.48下げ103.885。利回りは今月8日には過去最低の2.039% を付けていた。

イタリア10年債の利回りは5bp上昇して2.45%。5日には過去最 低の2.253%を付けた。アイルランド10年債利回りは8bp上昇 の1.79%。過去最低は8日に記録した1.594%。

原題:Spanish Bonds Drop on ECB Stimulus Concern; Greece to Swap Debt(抜粋)

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