蘭ペラルゴス:日本株ヘッジファンド、5億ドルに拡大目指す

オランダのヘッジファンド、ペラル ゴス・キャピタルは、日本株ロング・ショート・ファンドの運用額を今 後3-5年で現在の1億5000万ドル(約160億円)から5億ドル(約530 億円)に拡大したい考えだ。日本や欧米の年金基金、金融法人などから 資金を獲得し、投資家層の拡大を狙う。

リチャード・ディンゲマンズ最高経営責任者(CEO)は10日のイ ンタビューで、海外投資家から資金を集めるため、「今年中にケイマン に受け皿となるユニット・トラストを設立する」と述べた。

マイケル・クレッチマー最高投資責任者(CIO)によると、日本 株ファンドは買い持ちと売り持ちを組み合わせ、ファンダメンタルズ分 析により日本株80銘柄程度に12カ月前後でバリュー投資。年間収益は2 桁台、リスクは1桁台を目指す。日本株については「ボラティリティー (変動率)は他の国より高く、日本の市場で生き残りたければマイナス をいかに抑えるかが重要」という。

日本株ファンドの手数料控除後の運用成績は、2008年7月から今年 7月までの約6年間で44%だった。同期間のユーリカヘッジの日本株ロ ング・ショート・ファンド指数は39%のプラス、一方MSCI日本指数 は5.3%のマイナスだった。

ぺラルゴスは08年にエイゴンの運用部門から独立する形で設立。エ イゴンが同社の68%を保有し、2017年まで運用資金3億ドル以上を提供 することを確約している。現在の運用資産は3億8000万ドル。

日本株ファンドのほかに、エイゴン向けに日本株を除いたアジア株 に投資するファンドを2億3000万ドル運用している。ディンゲマンズ CEOは投資家層の拡大に向けて「アジア株ファンドも外部投資家向け に提供できないかエイゴンと交渉中」と述べた。

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