スコットランドから逃げ出せ、RBSとロイズが大脱出の先頭

スコットランドの金融業界が南へ向 かおうとしている。ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グルー プ(RBS)とロイズ・バンキング・グループは、スコットランドが独 立を選ぶならイングランドに拠点を移すなどの措置を取る計画だ。

ロイズは10日遅くの発表文で、スコットランド人が住民投票で独立 を選択した場合は法律上の新しい組織をイングランドに設立するための 緊急計画を策定してあると説明。RBSは11日、そのような場合は本社 を移すことが必要になるとの考えを明らかにした。

独立賛成の場合、RBSの信用格付けや「同行がさらされる財政、 金融、法規制の環境」に影響を与える「多数の重大な不確実要素が生じ る」と同行は説明。これに備える本社移転計画は「慎重かつ責任ある行 為であり、顧客と従業員、株主はそれを望むだろう」としている。

RBSとロイズは、スコットランドで1、2位を争う主要銀行。ナ ショナル・オーストラリア銀行傘下のクライデスデール銀行、TSBバ ンキング・グループに加え、保険会社のスタンダード・ライフも、独立 派勝利の場合は事業の一部をイングランドに移す緊急計画を策定済みだ としている。

ロイズ(本社ロンドン)は10日の発表で、緊急対策について顧客か らの「質問が増えている」と明らかにした上で、住民投票で独立が選択 された場合、「必要な行動を取る」時間は十分にあると説明した。ロイ ズは傘下にバンク・オブ・スコットランドも抱え、エディンバラに登記 上のオフィスがある。

独立派のリーダーであるスコットランド民族党(SNP)党のサモ ンド党首は11日、BBCラジオ・スコットランドでのインタビューで、 銀行が拠点を移すことについての公表は「政治的な策略」であって、営 業や雇用には影響を及ぼさないと述べた。

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