【個別銘柄】関西電や九州電高い、スズキ続伸、OKI上げる

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は次の通り。

関西電力(9503):前日比3.5%高の1034円。原子力規制委員会に よる高浜原子力発電所3、4号機(福井県)の審査が終盤に入り、再稼 働の2番手になる公算が大きいと11日付の日本経済新聞朝刊が報じた。 佐賀県の玄海原発3、4号機も審査終盤と伝えられた九州電力(9508) も6.8%高の1178円と連騰。今後の収益性改善が見込まれた。

スズキ(7269):3.1%高の3632.5円。インドの8月の乗用車販売 台数が前年同月比12.5%増の21万3915万台だった、とインド自動車工業 会が日本時間10日午後に公表。インド事業の堅調を見込む買いで株価は 続伸した。為替が6年ぶりに1ドル=107円台まで円安が進んだことも 同社を含む自動車株の支援材料。

OKI(6703):7.2%高の254円。4-9月期(上期)の連結営業 利益は前年同期比2.1倍の60億円と、従来計画の30億円を上回ったもよ うと10日に発表。プリンター事業で機種構成が良化、情報通信システム 事業では中国を中心にATMが順調に推移する。

アステラス製薬(4503):2.3%高の1544.5円。開発・商業化を進 めている経口アンドロゲン受容体阻害剤「エンザルタミド」について、 転移性去勢抵抗性前立腺がんの追加適応症で米国食品医薬品局 (FDA)から承認を得た、と日本時間11日午前に発表。同薬の用途拡 大を好感する買いが先行した。

リクルート上場関連株:就職情報サービスなどを展開するリクルー トホールディングス(6098)が10月16日に東証に新規株式公開 (IPO)することが10日に決まった。想定発行価格の2800円と発行済 み株式総数から試算した時価総額は約1兆6000億円。同社の大株主上位 企業に含み益増大を見込む買いが入った。凸版印刷(7911)が1.4%高 の773円、電通(4324)が3.1%高の4170円、第一生命保険(8750) が2.1%高の1631.5円など。

三井造船(7003):4.8%高の239円。大和証券は10日、投資判断を 新規に「2(アウトパフォーム)」とした。海洋構造物や石化/バイオ マス発電プラント、クレーン事業の伸長で17年3月期にかけ2桁営業増 益が続くと予想。16年3月期予想ベースの株価純資産倍率(PBR) は0.8倍程度と、依然低位と指摘した。新マネジメント体制による改革 にも注目する。

NOK(7240):1.9%高の2378円。三菱UFJモルガン・スタン レー証券は10日、投資判断を「中立」から「オーバーウエート」、目標 株価を2000円から2700円に上げた。フレキシブル基板(FPC)の収益 が想定以上に好調、新製品効果も期待されるとし、同証による15年3月 期営業利益予想を426億円から470億円(会社計画420億円)、来期を456 億円から525億円に増額した。

川崎重工業(7012):2.3%高の403円。米ボーイングの次期大型旅 客機777Xの機体分担製造に対応し、名古屋第一工場に新工場棟を建 設する、と日刊工業新聞が11日に報じた。機体製造需要の強さ、今後の 業績貢献を見込む買いが優勢だった。

ドクターシーラボ(4924):4.3%安の3670円。14年7月期の連結 営業利益は前の期比1%減の75億1000万円だった、と10日に発表。収益 柱の化粧品事業での商品リニューアル効果などで売上高は5%強伸びた が、人気の「美禅食」など健康食品事業を中心に広告を積極化、販売促 進費の増加などが響いた。15年7月期は13%増の85億円を見込むが、ブ ルームバーグ・データによる市場予想の90億円は下回る。

エイチーム(3662):4.8%高の6540円。スマートフォン向けの競 走馬育成ゲーム「ダービーインパクト」のダウンロードが累計で300万 を突破した、と10日に発表。業績貢献を見込む買いが入った。

ベリサーブ(3724):5.9%高の2115円。9月末株主を対象に1株 を2株に分割する、と10日に発表。最低投資金額の低下による投資家層 の広がりが見込まれた。

ラック(3857):6%高の879円。ベネッセホールディングス (9783)とシステム運用・保守・データ運用の新会社を設立すると10日 に発表。サービス開始は15年4月で、ベネッセHが70%、ラックが30% の出資予定。業容拡大につながるとみられた。

共和電業(6853):5.8%高の528円。いちよし経済研究所は10日の 企業リポートで、14年12月期の営業利益予想を18億円から20億円(会社 計画17億円)に増額。手持ちの大型案件は一巡したが、上期の好調を踏 まえた。豪雨災害やインフラ老朽化への対策に関連し、土木分野でひず みゲージや計測システムなどの中期的な需要増加が期待されるとした。

OBARA GROUP(6877):3.3%高の3710円。14年9月期 の連結営業利益は前の期比4割増の90億円強になりそう、と11日付の日 本経済新聞朝刊が報道。自動車鋼板などの溶接機器が伸び、2期連続で 最高益を更新するという。

カナモト(9678):2%高の4265円。岩井コスモ証券は10日、投資 判断を「Bプラス(中立プラス)」から「A(アウトパフォーム)」、 目標株価を4400円から5000円に上げた。復興関連工事などで建設機械の レンタル需要が堅調に推移、14年10月期の営業利益は170億円と会社計 画の160億円を上回ると予想する。東京オリンピック関連の需要拡大が 期待できる来期も増収増益が続く、とした。

神島化学工業(4026):4.8%高の548円。5-7月期(第1四半 期)の営業利益は前年同期比31%増の1億9700万円だった、と10日に発 表。新商品の拡販などで主力の建材事業が伸長、原材料コストの高騰を 吸収し、化成品事業も国内外で堅調だった。5億円を見込む15年4月期 計画に対する進捗(しんちょく)率は39%。

シーシーエス(6669):8.1%安の1177円。14年7月期の連結営業 利益は前の期比37%増の5億6100万円だった、と10日に発表。主力の工 業用照明分野を中心に売り上げが拡大、中国合弁会社の立ち上げや製品 開発に関連する先行投資費用を吸収した。15年7月期は16%増の6 億5000万円を計画。

ジャパンインベストメントアドバイザー(7172):東証マザーズ市 場にきょう新規株式公開(IPO)、公開価格の2550円に対し2.3倍 の5870円買い気配のまま上場初日の取引を終えた。オペレーティング・ リース、M&A(企業の合併・買収)アドバイザリーなど金融ソリュー ション事業を手掛ける。14年12月期の連結営業利益計画は前期比2.1倍 の4億8500万円。国内IPOは7月23日の日本ビューホテル以来、およ そ1カ月半ぶり。

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