NZ中銀:来年まで利上げ休止と示唆-通貨高が物価抑制

ニュージーランド準備銀行(中央銀 行)は11日、「正当化できない」通貨高がインフレを抑制し、経済成長 が鈍化し始める中で、来年まで政策金利を据え置くことを示唆した。ニ ュージーランド(NZ)ドルは下落した。

NZ中銀は政策金利であるオフィシャル・キャッシュ・レート を3.5%に据え置いた。ブルームバーグがまとめたエコノミストを対象 とした調査では全員が金利据え置きを予想していた。同中銀は90日物銀 行手形金利の見通しを引き下げ、2015年1-3月(第1四半期)ないし 4-6月(第2四半期)までに追加利上げしないことを示唆した。

NZ中銀のウィーラー総裁は「追加的な政策調整を検討する前に、 監視と分析の期間を取ることが賢明だ」と述べた。

ウエストパック銀行のニュージーランド担当チーフエコノミスト、 ドミニク・スティーブンス氏は電子メールで配布した資料で「今回の声 明はわれわれが予想していたよりかなり『ハト派』的だ。中銀は最近の インフレ動向が極めて軟調なことを考慮し、インフレ見通しを見直した ようだ」と述べた。

ウィーラー総裁はNZドルについて、商品値下がりを受けた調整が まださほど進んでいないと指摘。「さらに大幅な下落」を予想している と述べ、なお「正当化されず、持続不可能な」水準にあるとの見方をあ らためて示した。

7月に過去最高値付近にあったNZドルは今回の決定を受けて7カ 月ぶりの安値に下落。金利先高観の後退が背景にある。中銀が3月から 7月にかけて4回の利上げを実施したことでNZドル高が進み、インフ レ率も中銀の予想より抑制されていることを踏まえ、中銀は利上げを休 止する形だ。

中銀の決定を受け、NZドルは一時1NZドル=0.8184米ドルと7 カ月ぶりの安値に下落。声明発表前は0.8227米ドルだった。ウェリント ン時間午前9時52分(日本時間午前6時52分)現在、0.82米ドルで取引 されている。

NZ中銀はこの日、90日物銀行手形金利の年末水準を3.8%と予 想。3カ月前の見通し(4%)を下方修正した。15年末までには4.3% に上昇すると見込んでいる(6月時点の予想は4.7%)。同手形金利の 見通しはオフィシャル・キャッシュ・レートの方向性の指針と見なされ ている。

原題:RBNZ Signals Extended Rate Pause as Currency Damps Inflation (2)(抜粋)

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