カタルーニャもフランデレンも独立まい進、スコットランドが風

スコットランド独立の是非を問う住 民投票日の18日、エディンバラ城まで歩いて近い教会のホールはスペイ ン・バルセロナの出張所さながらとなる予定だ。

ここにカタルーニャ自治州出身の約100人が集まり、スコットラン ド住民投票の結果が判明するのを見守る。スペインからの独立を求め同 州が実施しようとしている投票にとって、どんな意味合いを持つのだろ うと思いをめぐらせる。

「考えただけで鳥肌が立ってしまう」と語るのは、カタルーニャか ら学生として渡英後スコットランドに住んで5年になるマーケティング マネジャーのラクエル・ヘジャ氏(25)だ。「2カ国で歴史的瞬間を見 られる人間はそうそういない」と付け加えた。

カタルーニャは氷山の一角にすぎない。スコットランド人が独立を 選ぼうと選ぶまいと、スコットランドでの展開はベルギーのフランデレ ン地域からイタリアのベニスまで、地域独立を目指すさまざまな勢力 に、夢がかなうチャンスがあることを知らしめてしまった。

ベルギーからの独立を求めるフランデレン地域の政党フラーマス・ ベラング(VB=フランデレンの利益)の幹部、ヘロルフ・アネマンス 氏は「スコットランドで何が起きるかは象徴的な意味で非常に重要だ」 とし、「独立を目指し古い国家の枠組みを再編しようとする動きは当然 の流れだ。スコットランドとカタルーニャ、フランデレンは、そういう 新しい欧州を構成する要素だ」と述べた。

カタルーニャは11月9日に住民投票を予定。ただし英国と異なり、 この投票の合法性をスペイン政府は認めていない。

スペインではほかにバスク地方が独立を望んでいるほか、イタリア 北東部のベネト州でも独立機運は強い。同州で3月に実施された非公式 のインターネット調査では、回答者の89%がイタリアからの独立を望ん だ。ウェブサイトplebiscito.euに掲載されたこの調査を組織したジャ ンルカ・ブサート氏は先月、スコットランドとカタルーニャで住民投票 が行われることは「独立に向けた風がどんどん強くなっていること」を 示していると語った。この記事のためのコメントは控えた。

原題:Scots Independence Genie Fires Separatist Dreams of EU Statehood(抜粋)

--取材協力:Ian Wishart、Andrew Frye.

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