米金融当局、ガイダンス変更の是非検討-経済への柔軟対応狙い

米連邦準備制度の当局者らは、経済 動向の変化に一段と柔軟に対応できるよう、先行きの金利の道筋につい てのガイダンスを変更するかどうか検討している。

連邦準備制度理事会(FRB)は3月以降、景気てこ入れを狙った 債券購入が終了した後も、「相当な期間」にわたり主要政策金利を低水 準に据え置くと表明。だが、債券購入は年内に終わる予定で、完全雇用 の実現というFRBの目標にも近づきつつあるため、このような方針表 明は間もなく情勢にそぐわないものとなりそうだ。

ガイダンス刷新の必要性には、ボストン連銀のローゼングレン総裁 のように、金利をより長い期間、低水準に据え置きたい当局者と、フィ ラデルフィア連銀のプロッサー総裁をはじめとする一段と早期の利上げ を望む当局者の双方の支持がある。

双方の当局者とも、不確定な期間にわたって金利を低水準に維持す るとの約束から、最初の利上げをインフレや労働市場の変化に連動させ る方向に移行したい意向だ。しかし、1つ障害がある。景気拡大を抑制 するような望ましくない債券利回りの上昇を招くことなく、ガイダンス の表現をいかに変更するかという点だ。

FRB研究員を務めた経歴を持つJPモルガン・チェースの米国担 当チーフエコノミスト、マイケル・フェロリ氏はガイダンス変更に関 し、「白熱した議論が交わされることになろう」と予想。「仮に当局者 らが市場の反応を和らげる何らかのもので代替する方法を見つけられれ ば、実際に変更を目の当たりすることになろう」と語った。

利上げは差し迫ったものではない。連邦公開市場委員会 (FOMC)参加者は6月の経済予測で、フェデラルファンド(FF) 金利の誘導目標引き上げは来年のある時点になると予想。今月16、17両 日のFOMC終了後、FF金利や経済成長率、失業率、インフレ率の最 新予測が公表される。

原題:Fed Weighs Change to Rate Guidance in Quest for More Flexibility(抜粋)

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