九州電力川内原発、再稼働に向け前進-規制委が審査書を了承

原子力規制委員会は10日、九州電力 の川内原子力発電所1、2号機について、基本的な設計方針が原発事故 を踏まえた新しい規制基準に適合していることを示す「審査書」を了承 した。川内原発と同じく施設の基本設計や安全対策を示す設置変更許可 を申請した13原発20基の中で、初めての合格となる。

規制委は7月16日に審査書案を了承。その後、科学・技術分野に限 定した1カ月間の意見公募を実施し、集まった約1万7000通の意見を踏 まえて審査書案を修正し確定した。再稼働までには、工事計画や保安規 定の変更に関する認可のほか、地元の同意も必要となることから、運転 の再開は来年に持ち越しそうだとの見方が出ている。

九州電力広報担当の大坪由佳氏は、補正作業を行っている工事計画 と保安規定変更の認可申請書については「多岐にわたっており、かなり の作業量になっている」と述べ、補正申請のめどについては言及を控え た。また再稼働時期の見通しについても、「地元の手続きなど、具体的 にどういった具合で進められるというのが現時点ではっきりしていな い」と述べた。

SMBC日興証券シニアアナリストの塩田英俊氏は8月5日のリポ ートで、川内原発1、2号機の再稼働時期を来年1-3月と予想。JP モルガン証券の西山雄二アナリストは、7月の時点では年内と予想して いた再稼働時期を、年内の再稼働はないと予想を修正している。

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