ECB購入資産担保証券、独仏が政府保証拒否も-財務相会合で

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総 裁は、ユーロ圏経済を支援する取り組みで各国政府の助けを求めたが、 これまでに返ってきた答えは「ノー」だ。

ブルームバーグ・ニュースが入手した非公開文書によれば、ユーロ 圏の2大経済大国であるフランスとドイツは、今週ミラノで開く欧州の 財務相会合で、ドラギ総裁が先週発表した資産購入プログラムに関連 し、政府保証を提供することに関心がないとの立場を示す見通しだ。

失速するユーロ圏経済の資金の流れを促進するためにECBが購入 する資産担保証券(ABS)について、ドラギ総裁は一部の保証を各国 政府に要請。このうち独仏当局は財務相会合で提示する予定の文書で、 「証券化市場の発展促進と、特に証券化の経済的側面の改善という目的 で一部の当事者が公的介入を求めているが、公的保証という形での介入 には問題が生じるだろう」との見解を示した。

独仏財務省は9日の取材に対し、政府保証の件でコメントを控えて いる。

1兆2000億ユーロ(約165兆円)規模のユーロ圏のABS市場を再 生させるプランは、ドラギ総裁の金融政策権限の範囲内で実行可能だ が、購入プログラムの対象がリスクのより高いメザニン部分にまで拡大 される場合には、政府の支援が必要になると複数の当局者が示唆してい る。

ECBのラウテンシュレーガー理事は8日、「メザニン部分につい て例えば政府からの保証が存在することが、私にとって非常に決定的な ポイントだ」と指摘。「銀行にとって信用リスクが大き過ぎる企業も後 押しを受ける」と語った。

原題:Draghi Plea for ABS Support Rebuffed in Franco-German Document(抜粋)

--取材協力:Rainer Buergin.

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