リクルート:東証に新規上場、10月16日-時価総額は1.6兆円

就職情報サービスなどを手掛けるリ クルートホールディングスは10月16日付で東京証券取引所へ新規上場す る。発行済み株式総数と想定発行価格で試算すると、時価総額は約1 兆6000億円になる。

10日の発表資料によると、想定発行価格は2800円で、仮条件を29 日、公開価格を10月6日に決定する。公募総数は約2951万株、総売出株 数は約3407万株で、合計約6358万株。このほか、需要に応じたオーバー アロットメントによる売出株数は約540万株。

リクルートは調達資金を金融機関からの借入金返済に充て、残額を 長期ビジョン実現に向け成長投資に充当する。具体的には事業基盤の獲 得・拡大のため、販促メディア、人材メディア、人材派遣の事業で買 収・合併(M&A)を国内外で展開していく。最先端の情報技術 (IT)関連ベンチャー企業などへのファンド投資なども含んでいる。

リクルートが同日発表したグループの業績予想によると、15年3月 期の売上高は1兆2900億円、営業利益1210億円、純利益660億円の見通 し。

リクルートは江副浩正氏が1960年に創業し、大学生向けの就職情報 誌などの事業で急成長してきた。しかし、関連会社リクルート・コスモ スの未公開株を政官界などの有力者に譲渡したことが贈収賄に発展する リクルート事件が88年に発覚。江副氏は退任し、リクルートは法令順守 体制を強化するなどで再生を目指してきた。

今回の売出株の放出は、三井物産1800万株、野村信託銀行368万株 などとなっている。

今回の国内募集は野村証券、みずほ証券、SMBC日興証券、三菱 UFJモルガン・スタンレー証券が共同主幹事、海外募集はモルガン・ スタンレー・インターナショナル、野村インターナショナル、メリルリ ンチ・インターナショナル、SMBC日興キャピタル・マーケッツ、み ずほインターナショナルが共同主幹事となる。

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