米国株:ナスダック100種が上昇、アップル中心にハイテク買い

米株式相場は反発。アップルを中心 にハイテク株が上げ、ナスダック100種株価指数は前日の下落分をほぼ 取り戻した。

アップルは3.1%上昇し、4月以来の大幅高。新製品を発表した前 日、株価は下落していた。ナビゲーション機器メーカーのガーミンは 4%上昇、S&P500種株価指数の構成銘柄で上昇率2位となった。一 方、eベイは3.1%下落。アップルの新たな決済サービス発表を受け、 パイパー・ジャフレーが投資判断を引き下げたことが響いた。バレロ・ エナジーやテソロなどエネルギー株も安い。

ナスダック100種は前日比0.8%高。S&P500種株価指数は0.4%高 の1995.69。ダウ工業株30種平均は54.84ドル(0.3%)高い17068.71ド ルで終えた。

ミラー・タバクの株式ストラテジスト、マット・メイリー氏は「ア ップルが市場を席巻している。今週はマクロ経済指標の発表が多くない ことも影響した」と指摘した。

米連邦公開市場委員会(FOMC)は債券購入プログラムを縮小 し、利上げ開始の時期を探る中、景気動向を見極めようとしている。次 回FOMC会合は16-17日。

エコノミスト調査によれば、今週発表の経済指標は週間新規失業保 険申請件数が減少、小売売上高は増加、消費者信頼感指数は上昇が見込 まれている。景気回復の継続を示せば、来年の利上げ観測を強めること になる。

利上げのタイミング

パリセード・キャピタル・マネジメントの最高投資責任者 (CIO)、ダン・ベルー氏は「利上げのタイミングが早まるかどうか が懸念材料となっている」と指摘しながらも、「利上げ時期を探るのは 意味がない。その日に備えるだけだ」と述べた。

S&P500種の10セクターのうち7セクターが上昇。ハイテク株 が0.8%高と特に上げた。

アップルは3.1%高の101ドル。前日は一時4.8%上昇したものの、 下げに転じていた。アップル株は新製品の発表日に下落する傾向があ る。年初からでは26%高。

アップルの影響

ガーミンは4%高。アップルが前日に発表した腕時計型ウェアラブ ル端末「アップル・ウオッチ」に地図アプリが含まれていることを嫌気 し、前日は最大で6.1%下げる場面があった。

eベイは3.1%安の51.10ドル。パイパー・ジャフレーのアナリス ト、ジーン・マンスター氏は投資判断を「バイ(買い)」に相当する 「オーバーウエート」から「中立」に引き下げた。アップルが前日発表 した決済システム「アップル・ペイ」では、スマートフォンを指でタッ プすることで支払える機能が搭載されており、携帯決済市場を変える可 能性が高いことを理由に挙げている。

S&P500種のエネルギー株指数は0.3%下落。原油安を背景に月初 からは3.9%下げており、このままいけば1月以来の大幅安となる。

原題:Nasdaq 100 Climbs as Apple Rebounds to Lift Technology Companies(抜粋)

--取材協力:Sofia Horta e Costa.

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