米政府:来年の原油下落を予想-米生産量は45年ぶり高水準へ

米政府は同国の原油生産が来年、45 年ぶりの高水準に達すると予想されることから原油価格が下落するとの 見通しを示した。

米エネルギー情報局(EIA)は9日発表した月間短期エネルギー 見通しで、米国の指標原油であるWTI(ウェスト・テキサス・インタ ーミディエート)の価格が来年、1バレル当たり平均94.67ドルになる との予想を示した。8月時点では96.08ドルと予測していた。北海ブレ ント原油の来年の価格見通しについても105ドルから103ドルに下方修正 した。

EIAのシミンスキー長官は発表資料で、原油生産の増加により米 国がエネルギーの自立に近づいていると指摘した。EIAは今年の原油 生産は日量853万バレルと、昨年の同745万バレルから増え、来年につい ては同953万バレルと、1970年以来の高水準に達すると予想している。 ガソリン価格の見通しも引き下げた。

シミンスキー長官は「米国の来年の原油生産の増加幅予想は日量25 万バレル上方修正され、総生産量は1970年以来の高水準に達するだろ う」と予測。「月間の原油生産が増え、来年後半には日量100万バレル に近づく見通しだ。そうなれば米国の燃料輸入が国内需要に占める割合 は21%にまで低下する。これは1968年以来の低水準だ」と述べた。

原題:U.S. Sees 2015 Oil Price Drop as Output Hits 45-Year High (2)(抜粋)

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