EU、対ロ追加制裁の発動先送りで10日に再協議

欧州連合(EU)加盟国は対ロシア 制裁の強化に踏み切るかどうかを検討するため、10日に会合を開く。 EUはウクライナ停戦の持続可能性を見極めようとしている。

ブリュッセルで現地時間午前10時(日本時間午後5時)に始まる会 合にはEU加盟28カ国の外交当局者が出席する。EUは今週に入り、ロ シアへの追加経済制裁を少なくとも「数日」延期することを突如決めて いた。追加制裁の先送りによって、ロシアから報復禁輸措置をさらに受 けるリスクを冒さずに停戦の有効性を見極める時間が得られる。

EU当局者が匿名で明らかにしたところによれば、ロシアの政府系 防衛・エネルギー企業のEU内での資金調達を制限するなどの措置は当 初、9日に官報で公表される予定だった。

アシュトンEU外交安全保障上級代表の報道官、マジャ・コチジャ ンチック氏は9日、ブリュッセルで記者団に対し、「現状に再び目を向 け、停戦合意の履行状況を精査し、これを前進させる方法を決めるのは 加盟国次第だ」と述べた。

ロシアのプーチン大統領とウクライナのポロシェンコ大統領は9日 遅くの電話会談で停戦維持が必要だとの認識で一致した。ロシア大統領 府がウェブサイトで明らかにした。プーチン大統領はロシアが「危機の 平和的解決に向け引き続き貢献する用意がある」とあらためて強調した という。

米国務省のハーフ報道官は9日、ワシントンで記者団に対し、米国 がロシアの金融やエネルギー、防衛セクターを対象とした制裁を強化す る措置をまとめつつあると発言。これまでのところ停戦は「大体におい て維持されている」と語った。

ロシアのラブロフ外相は、停戦順守が数日内に一段と進むことを望 むとモスクワで発言した。

原題:EU Weighs More Russian Sanctions Amid Fragile Ukraine Cease-Fire(抜粋)

--取材協力:Kati Pohjanpalo、Volodymyr Verbyany、Ilya Arkhipov、Andy Hoffman、Henry Meyer、Ian Wishart.

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