米国で独身者の比率が50%突破-出費減少など経済縮小要因に

米国人の大人の中で、独身者の比率 が既婚者を上回った。政府が統計をまとめ始めた1976年以来で初めての 現象だ。

米労働統計局が毎月まとめる雇用統計に使われるデータによると、 8月は16歳以上の米国人約1億2460万人のうち、50.2%が結婚していな いことが分かった。この比率は集計が始まった1976年に37.4%だった が、その後上昇トレンドをたどり今年7月に初めて50%を突破した。

ヤルデニ・リサーチの社長兼チーフ投資ストラテジスト、エドワー ド・ヤルデニ氏は「セルフィー(自分撮り)」と題した顧客リポート で、シングル比率の50%超えは「注目に値する」と指摘。「経済や社 会、政治への影響が予想される」と続けた。

独身者は住宅購入より賃貸を選ぶ可能性が高く、その傾向は若い人 の間で顕著だ。未婚の若者には子供がいない可能性が高く、離婚経験者 で現在独身の年齢の高い層でも子供はすでに成人しており、小さい子ど もを抱えるケースは少ないとヤルデニ氏は指摘。これがお金を使う際の 額や対象に影響するという。

同氏はまた、単身世帯の増加が米国における所得格差を増幅させて いる一因だと指摘。「既婚者世帯に比べて所得が低くても、出費が少な くて済む。特に子供がいなければなおさらだ」と記述している。

同氏によれば、一度も結婚したことのない大人の比率は30.4%に上 昇。1976年は22.1%だった。一方、離婚もしくは別居、あるいは配偶者 と死別した人の比率は15.3%から19.8%に上昇した。

ヤルデニ氏は1980年代に、巨額の米財政赤字を恐れて米国債を売り に出す投資家を表現する「債券自警団」という造語を作り出したことで 金融市場では知られている。

原題:Single Americans Now Comprise More Than Half the U.S. Population(抜粋)

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