アリババのマ氏:投資家よりも顧客を重視-IPO控え

新規株式公開(IPO)を控え、中 国の電子商取引会社アリババ・グループ・ホールディングのジャック・ マ(馬雲)会長が投資家に知ってほしいと考える同社における優先順位 は、投資家の想像とは異なっているかもしれない。

資産家のマ氏は先週のIPO申請に関する書簡で、「顧客第一で、 従業員が2番目、株主は3番目だ」と説明。「初めてこれを聞く株主に は少し分かりにくいかもしれないということは理解できる」と付け加え た。アリババはIPOで自社価値を最大1627億ドル(約17兆2800億円) としたい考え。

同氏はグーグルやフェイスブックに倣い、企業理念の詳細を公表。 その中には22世紀にかけて確実に生き残ることや、中国と世界との格差 を埋めることなども含まれている。

RHBリサーチ・インスティチュートのアナリスト、リ・ユジ氏 (香港在勤)は「マ氏が真に言わんとしているのは、短期的な投資家の 圧力には屈しないということだ」と指摘。「顧客と従業員を適切に扱え ば、結果的に優良な企業となり、投資家にとってもプラスだという論理 だ」と述べた。

アリババは1米国預託株式(ADS)当たり60-66ドルのIPOを 計画しており、レンジ上限で実施された場合、総額で最大211億ドル規 模の調達となる。

原題:Alibaba IPO Investors Are Third in Jack Ma Vision for Future (1)(抜粋)

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