トレーダーに意外感、英中銀調査は12年の会合に限定-関係者

イングランド銀行(英中央銀行)の 当局者が為替相場の操作を承知していたかどうかを調べる行内調査の一 環として事情を聴かれた為替トレーダーは、聞き取り調査が1回の会合 に焦点を絞っていたことに意外感を抱いている。聞き取り調査を知る関 係者が明らかにした。

2012年4月に開かれた非公式の会合で英中銀当局者がディーラーに 対し、顧客の注文情報を他の金融機関のトレーダーと事前に共有する慣 行について、不適切ではないと述べていたことが明らかになっている。 こうした慣行は為替レートの不正操作疑惑をめぐる調査の焦点だ。

シニアトレーダーの1人がこの会合の内容についてのメモを当局に 提出したことを受け、イングランド銀は調査を求めたが、その時には1 回の会合だけではなく、05年7月から13年12月の不正行為について認識 があったかどうかを調べるとの方針を示していた。

情報は非公開だとして関係者が匿名を条件に述べたところによれ ば、イングランド銀の調査を率いるアンソニー・グラビナー弁護士は最 近数週間で少なくとも2人のトレーダーに事情を聴いたが、同弁護士の 質問は主に12年4月の会合の内容に限定されていた。同弁護士はロンド ンの法律事務所トラバース・スミスに所属する。

グラビナー弁護士(69)は、このトレーダーらが再び聞き取り調査 を受けるのか、あるいは別の人物から事情を聴くのかについて、一切示 唆しなかったという。トラバース・スミスと同弁護士の広報担当者は調 査についてコメントを控えている。

原題:FX Traders Said to Be Surprised by Narrow Scope of BOE Probe(抜粋)

--取材協力:Scott Hamilton.

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