BOAの中国株弱気派「上昇は数週間で終わる」-見通し堅持

現在の中国株上昇は数週間以内に終 わるとの見方を、バンク・オブ・アメリカ(BOA)のストラテジス ト、崔巍(デービッド・ツイ)氏が示した。中国株は1年7カ月ぶりの 大幅上昇局面にあるが、同氏は弱気な見通しを堅持している。

崔氏は8日の東京都内での講演で、中国株は同国経済見通しの改善 ではなく、市場センチメントを高めるための当局の取り組みや予定され ている香港・上海両証券取引所による相互注文取り次ぎを材料に押し上 げられてきたと分析した。

中国当局が成長支援策を強化しつつあるとの観測を背景に、香港上 場の中国本土株の指標であるハンセン中国企業株(H株)指数は、3月 に付けた今年の最安値から24%上昇。本土市場では上海総合指数が先 週4.9%上げ、2013年2月以来の大幅な週間上昇率を記録した。

しかし崔氏は、不動産価格が下落しシャドーバンキング(影の銀 行)が整理される中で中国は金融危機に直面している上、国内消費も弱 いとして、中国株式相場の現状に懐疑的だ。

崔氏は「現在の上昇相場は恐らくあと数週間で終わるだろう。投資 家は本土の人民元建てA株市場に海外から大量の資金が流入すると考え ているが、私はそれほど大規模なものになるとは思わない。私が投資家 なら、その前に市場から資金を引き揚げるだろう」と述べた。

崔氏は10年5月以来、ほぼ一貫して中国株に弱気姿勢を取ってい る。今年7月にはH株の年末時点の見通しを9600と予想した。これは9 月8日の終値を16%下回る。同氏はインスティテューショナル・インベ スター誌で今年、アジアのストラテジスト首位に選ばれている。

原題:BofA’s China Bear Sticks to His Call Amid Surge in Stock Market(抜粋)

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