アバディ新政権発足、イラク議会が承認-挙国一致目指す

イラク議会は8日、アバディ首相率 いる内閣を承認し、新政権が発足した。新政権はイスラム過激派「イス ラム国」の侵攻への巻き返しで挙国一致を目指す。

国営テレビによれば、アバディ首相はアディル・アブドルマハディ 元副大統領を石油相に指名。財務相にはクルド人のロウス・ヌーリ・シ ャウィス氏を起用した。内相と国防相のポストは暫定的に空席とした。 アバディ首相は新政権のプログラムを発表し、軍隊の再強化と地方分権 拡大、汚職追放を公約した。

マリキ前首相は、自身と同じシーア派の優遇が宗派間対立の先鋭化 をもたらし、スンニ派の一部がイスラム国の勢力拡大を歓迎する事態を 招いたとして批判を浴びた。一方、アバディ首相は全ての宗派と民族グ ループを取り込んだ挙国一致内閣を樹立すると述べている。

米ジョージタウン大学の中東専門家、ポール・サリバン氏はアバデ ィ首相について、「争いと混乱が深まる中で、非常に長く険しく不安定 な上り坂」が待ち構えていると述べた。電子メールでの質問に答えた。

イラク議会による内閣承認後、オバマ米大統領はアバディ首相に電 話で祝意を伝えた。ホワイトハウスによれば、両首脳は「イラク国民の 願いと正当な不満に対し具体的措置を早急に講じる新政府の発足が重要 だ」との認識で一致した。

原題:Abadi Forms New Iraq Cabinet Seeking Unity Against Militants (1)(抜粋)

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