金融市場は米利上げペースを過小評価-サンフランシスコ連銀

金融市場全体で見られるボラティリ ティの低さは、投資家が利上げペースを過小評価していることを示唆し ている可能性がある。米サンフランシスコ連銀の研究者がリポートで指 摘した。

シニアエコノミストのジェンズ・クリステンセン氏と金融調査担当 バイスプレジデント、サイモン・クワン氏は8日付のリポートで、「調 査と市場の見通し、予測モデルからは米連邦公開市場委員会 (FOMC)参加者よりも一般の人々の方が一段と緩和的な政策を予想 している様子が示されている」と指摘した。

米金融当局者は6月のFOMC経済予測で政策金利の見通しを2015 年末時点で1.13%、16年末を2.5%としていた。最新予測は9月17日に 発表される。フェデラルファンド金利(FF)金利先物は15年10月に最 初の利上げを織り込む水準にある。

FF金利の行方に関する見通しは利上げを準備する当局者にとって 不安材料で、予想より速いペースで利上げし市場を動揺させれば5年に わたる景気拡大を混乱させる恐れがある。

リポートではまた、「FRBのガイダンスが現在と今後のデータの 両方にどれだけ左右されるかを一般の人々が十分重視していない可能性 があること」も懸念されるとし、「このため、金利予測における条件や 不確実性を過小評価する可能性がある」と付け加えた。

原題:Fed Research Shows Investors Underestimate Path of Rate Rise (1)(抜粋)

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