米国株:反落、原油安でエネルギー株売り-ヤフーは高い

米株式相場は反落。ヤフーは上昇し たものの、原油安を背景にエネルギー株が下げた。S&P500種株価指 数は前週まで週間ベースで5週連続高となり、前週末には最高値を更新 していた。

ダウ工業株30種平均の構成銘柄の中ではエクソンモービルとシェブ ロンの下げが目立った。モルガン・スタンレーが投資判断を引き下げた フォード・モーターは2%安。一方、アリババ・グループ・ホールディ ングの株主ヤフーは5.6%高となった。アリババは新規株式公開 (IPO)で最大211億ドル(約2兆2200億円)の確保を目指す計画。

S&P500種株価指数は0.3%下げて2001.54で終了。ダウ工業株30 種平均は25.94ドル(0.2%)安い17111.42ドルで終えた。

RWベアードのチーフ投資ストラテジスト、ブルース・ビトルズ氏 は「S&P500種は5週連続で上げていたため、買われ過ぎの領域にあ るかもしれない。上昇は永遠には続かないものだ」と指摘した。

サンフランシスコ連銀のリサーチャーによると、金融市場全般の低 いボラティリティは政策金利がどの程度のペースで引き上げられるかを 投資家が過小評価していることを反映している可能性がある。

同行金融調査部門のシニアエコノミスト、ジェンズ・クリステンセ ン氏とバイスプレジデント、サイモン・クワン氏は「調査と市場の見通 し、予測モデルからは米連邦公開市場委員会(FOMC)参加者よりも 一般の人々の方が一段と緩和的な政策を予想している様子が示されてい る」と指摘。

モルガンSとゴールドマン

モルガン・スタンレーの米国株式チーフストラテジスト、アダム・ パーカー氏はS&P500種の12カ月の予想を2125に引き上げた。ゴール ドマン・サックスは今後3カ月の株式を「買い」に相当するカテゴリー に引き上げた。欧州中央銀行(ECB)による利下げと資産購入計画が 理由。7月26日には国債利回りの上昇観測を理由に中立に引き下げてい た。

S&P500種の株価収益率(PER)は実績ベースで18倍と、4年 ぶりの高水準近くにある。S&P500種は年初から4日連続で下げたこ とはなく、10%安の調整を3年間経験していない。

NBC系列のテレビ局が疾病対策予防センター(CDC)を引用し て、フロリダ州の患者がエボラ出血熱に感染している可能性があると報 じると、株価は下げ足を速めた。同患者のテストが陰性だったとのワシ ントン・ポストの報道が伝わると、下げ渋った。

エネルギー株の下げがきつい

セクター別のS&P500種は10業種のうち8業種が下落。エネルギ ー株が1.6%安と最も下げた。北海ブレント原油は一時、2013年6月以 来で初めて1バレル=100ドルの節目を割り込んだ。中国の輸入減少を 受けて、景気減速が世界の原油供給超過を悪化させるとの見方が広がっ た。

マラソン・オイルが1.7%安。ニューフィールド・エクスプロレー ションは4.7%下げ、S&P500種で下落率トップ。エクソンは1.5%、 シェブロンは0.9%それぞれ下げた。

アリババ株の22%超を保有するヤフーは5.6%高と、S&P500種で 最も上昇した。

原題:U.S. Stocks Fall From Record as Energy Slump Overshadows Yahoo(抜粋)

--取材協力:Namitha Jagadeesh.

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