ウクライナ、親ロ派の砲撃続く-単一国家は不可能とロ議員発言

ウクライナ政府は8日、5日の停戦 合意後も同国軍への親ロシア派武装勢力からの砲撃が行われていると明 らかにした。ザイド・フセイン国連人権高等弁務官の8日の発表によれ ば、ウクライナ紛争による4月半ば以降の死者数は少なくとも3000人に 達した。

欧州連合(EU)のファンロンパイ大統領は7日、「停戦が持続 し、和平協議が本当に始まれば、対ロ制裁を見直す用意がある」とベル ギーのテレビ局VRTに対し述べたものの、ウクライナ政府と親ロ派の 双方が停戦合意後の違反と死傷者を報告している。

ウクライナ国家安全保障会議のリセンコ報道官が8日述べたところ によれば、ここ24時間に国境付近でロシア軍の動きは見られていない。 ウクライナ軍は停戦合意を順守しており、自衛のため必要な場合に限り 応戦していると同報道官は述べた。

一方、ロシア下院の外交委員会のアレクセイ・プシュコフ委員長 は、ウクライナが親ロ派勢力に対して軍事的勝利を挙げられなかったこ とで、仮に領土が保全されるとしても同国が単一国家として存続するこ とは不可能になったと発言した。

ロシア系住民の多いウクライナ東部の政治的将来が紛争の焦点にな っている。親ロ派の指導者らは、停戦はドネツク、ルガンスク両地方の ウクライナからの独立という目標を変えないと発言していた。一方、ウ クライナのポロシェンコ大統領はこの選択肢を拒否し、両地方から完全 に軍を撤退させることはないとBBC放送に語った。

--取材協力:Jonathan Stearns、Stephen Bierman.

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